ベトナムでのイネ国家品種の開発と普及

 生物機能開発利用研究センターの芦苅教授らの研究チームは九州大学とベトナム国家農業大学と共同でベトナムのイネ品種の育種を進め、従来の品種より10-12日程度早く収穫できる品種(DCG72)を開発し、ベトナムの国家品種として登録されました(2019年12月31日承認)。この開発した品種は早く収穫できるだけでなく高収量でもあり(5.4t 冬春栽培、4.9t夏秋栽培)、病害虫にも強い形質を持っています。準国家品種であった2018-2019シーズンでは1,000ha作付けされており、国家品種となった今現在さらに普及が進んでいます。 以下認定された品種の普及についてニュースで紹介されました。また現在、共同開発した他の系統についても国家品種登録へ向け、現地での評価が進められています。